テクニカルライティングと
技術翻訳の秘訣(増補版)
			技術翻訳の秘訣(増補版)
				3.10 以内 (within)
			
				技術文書で「〜以内」という言葉が出てくる時がありますが、多くの場合「〜以下」という意味で使われています。
				
			例)
					誤差は1mm 以内であること。
					この場合 The error shall be within 1 mm. とするのは誤りです。
within は元々「ある範囲の中」を意味しますので、この例の使い方はふさわしくありません。
					The error shall be 1 mm or less. または The error shall be 1 mm maximum.とすべきです。
					within が使えるのは within 1 week, within 1 km from London のように範囲を示すときです。日本語に引きづられて不用意に within を誤用しないようにしましょう。
技術翻訳のトランスワードが発行している書籍「テクニカルライティングと技術翻訳の秘訣(増補版)」の一部を掲載しています。
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