テクニカルライティングと
技術翻訳の秘訣(増補版)
技術翻訳の秘訣(増補版)
4.13 ブッシュ
ブッシュとは一般にブッシング (bushing) のことで、bush(茂み)ではありません。
ブッシングとは短いパイプのような形状をしています。壁などに穴を開けて電線やパイプを通す場合、穴の中にブッシングをはめ込み、ブッシングの内側に電線やパイプを通して保護するためのものです。またベアリングを取り付ける場合、取付面にまず穴を開け、その中に硬い金属製のブッシングをはめ込み、ブッシングの内側にベアリングをはめ込むことにより、しっかりと取り付けることができます。
日本ではこの bushing のことをブッシングまたは略してブッシュと呼びます。英語でもまれに bush ということもあるので、専門用語辞書にも bush が載っています。しかし正式にはあくまで bushing です。
翻訳する時にはブッシングもブッシュも常に bushing としてください。
技術翻訳のトランスワードが発行している書籍「テクニカルライティングと技術翻訳の秘訣(増補版)」の一部を掲載しています。
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