テクニカルライティングと
技術翻訳の秘訣(増補版)
技術翻訳の秘訣(増補版)
4.22 インターロックを殺す
インターロックとは、ある条件が整わなければ次の動作ができないようにしてある仕組みのことです。代表的な例が、機械のドアを閉じなくてはその機械がスタートできないようにしてある安全装置です。
具体的にはドアの近くにリミットスイッチをつけて、ドアが閉まればスイッチが入り、機械のスタート回路が成立する仕組みになっています。これはドアを開いたままで機械をスタートすると危険な場合に設けられるインターロックです。
もし何らかの理由でドアを開いたままで機械をスタートしたい場合、このリミットスイッチを手で押したり、電気回路をショートさせたりすると、ドアを開いたままでも機械をスタートすることができます。このインターロック機能(回路)をキャンセルすることを「インターロックを殺す」と表現することがあります。
よって上記の日本語に相当する英訳は以下のようになります。
Cancel the interlock (function) |
技術翻訳のトランスワードが発行している書籍「テクニカルライティングと技術翻訳の秘訣(増補版)」の一部を掲載しています。
技術翻訳を学ぶ人のための参考書販売サイト「翻訳参考書マーケット」で販売中です。