テクニカルライティングと
技術翻訳の秘訣(増補版)
技術翻訳の秘訣(増補版)
5.2 国内向け(domestic)
技術製品の仕様書などで「国内向け」という表現がよく出てきます。これに対する英語は domestic ですが、要注意の用語です。日本で書かれた文書内で国内向けといえば「日本向け」の意味ですが、これが domestic と英訳されて例えば米国の関連工場内で読まれた場合、「米国向け」の意味になってしまいます。また米国内で書かれた英語の文書を日本語に翻訳する場合も同じような問題が生じます。
翻訳する場合、国内イコール domestic ではない場合がほとんどです。具体的に国の名前を入れた翻訳を心がけましょう。(For the Japanese market、米国内向け、etc.) |
技術翻訳のトランスワードが発行している書籍「テクニカルライティングと技術翻訳の秘訣(増補版)」の一部を掲載しています。
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