技術を学ぶ翻訳者養成講座
【工業技術編】
【工業技術編】
2.2 スクリュとビス (screw and vis)
ボルトは必ずナットまたはそれに代わるネジ部を持ったもので固定します。ボルトの仲間でスクリュというものがあります。スクリュの頭はボルトのような6角形ではなく、通常は丸くなっています。頭の上にはまっすぐ、または十字形の溝があってスクリュドライバを使って回します。スクリュのネジ部はボルトの様な同一直径ではなく、先に行くほど細くなっています。 スクリュはナットを使って固定するのではなく、木のように比較的柔らかいものに直接突き刺して、回転させながら深く差し込んで固定します。 |
スクリュの仲間にビスがありますが、その違いの定義はあいまいです。一般的にはスクリュのうち、特に小さいものをビスと呼んでいるようです。一般の人はこのスクリュやビスのことを「ネジ」と呼ぶ傾向がありますが、ネジとはボルトやスクリュの上に刻みこまれているギザギザの山のことを意味します。混同しないように気をつけましょう。
技術翻訳のトランスワードが発行している書籍「技術を学ぶ翻訳者養成講座【工業技術編】」の一部を掲載しています。
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