阿久根信之 著 「翻訳者日記」
1-2-1 翻訳者の一日 (1)
翻訳者を志している人なら、翻訳者の一日について想像したことがありますよね。今回は、私の平均的な一日についてご紹介いたします(午前編)。
まず、通勤がありませんから、起床は7時前後です(季節で異なりますが)。
朝食を終えて、子どもの通園バスの見送りが8時30分頃。パソコンを起動するのが、8時45分頃です。ひととおりメールをチェックして、実際の翻訳を始めるのが、だいたい9時です。9時から12時までを午前の部にしています。もちろん、休憩もとりますが、仕事の量によっては、12時までずっとモニタと向かい合うこともあります。仕事中は、邪魔でなければ音楽を流しますが、細かい確認作業が多いときには、静かな環境で入力にいそしみます。
お昼時間は、恥ずかしながら、大体が冷凍食品です。電子レンジで温めるだけですからお手軽メニューです。昼休憩は1時間と決めています。この時間は、大好きな海外ドラマの Mad About You や Spin City などの DVD を観ながら食事したり、コーヒーを飲んだりします。お昼には、ABC ニュースも BS で放送されていますから、米国の重大ニュースもこの時間に仕入れられます。考えてみれば、この時間が一日で一番静かなときかもしれません。
今回はここまでにして、午後編は次回までのお楽しみ(?)とさせていただきます。では、また。
技術翻訳のトランスワードが発行している書籍「阿久根信之 著 「翻訳者日記」」の一部を掲載しています。
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