技術翻訳基礎コース (翻訳課題解説集)
[原文]1.電源を入れてください。
(訳例a)Turn the power on.
(訳例b)Turn on the power.
これら2つの文の違いは on の位置です。文法的にはどちらもOKですが、 (訳例a)のように最後に持ってくるのは少々口語的な感じがし、見方によれば「締りの無い文」と受け取られます。 文章の最初に turn on とはっきり書いた方が良いでしょう。
(訳例c)Turn on the power supply.
(訳例d)Turn on the power supply switch.
(訳例e)Turn on the electric power supply.
「電源」に対する英訳はこのようにいろいろと候補があります。 1番正確なのは最後の(訳例e)ですが、通常は power だけでOKでしょう。 しかし、1つのシステムに power supply が数種類あるケースがありますので、 この場合しっかりとelectric power (supply)と明記する必要があります。
電気以外の power supply には air supply, hydraulic power supply などが考えられます。 電源は簡単な用語ですが、このように思わぬ落とし穴が存在することがあるので注意が必要です。
(訳例b)Turn on the power.
これら2つの文の違いは on の位置です。文法的にはどちらもOKですが、 (訳例a)のように最後に持ってくるのは少々口語的な感じがし、見方によれば「締りの無い文」と受け取られます。 文章の最初に turn on とはっきり書いた方が良いでしょう。
(訳例c)Turn on the power supply.
(訳例d)Turn on the power supply switch.
(訳例e)Turn on the electric power supply.
「電源」に対する英訳はこのようにいろいろと候補があります。 1番正確なのは最後の(訳例e)ですが、通常は power だけでOKでしょう。 しかし、1つのシステムに power supply が数種類あるケースがありますので、 この場合しっかりとelectric power (supply)と明記する必要があります。
電気以外の power supply には air supply, hydraulic power supply などが考えられます。 電源は簡単な用語ですが、このように思わぬ落とし穴が存在することがあるので注意が必要です。
技術翻訳のトランスワードが発行している書籍「技術翻訳基礎コース(翻訳課題解説集)」の一部を掲載しています。
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